先日、住んでいる地域にカミナリを伴ったゲリラ豪雨が襲来!
冠水こそしなかったものの、落雷の影響で停電になったんです。
時間は14時前後だったと思います。
真っ昼間だったので動き回るのに不便はなく、復旧するのを待っていました。
1時間経過、復旧はまだです。
2時間経過、どうやら手間取っているようです。
・・・
・・
・
「ちょ、いくらなんでも長すぎじゃね?」
結局、復旧したのは19時前後
まさかの停電5時間!
辺りが薄暗くなってくると、さすがに色々と不便さを感じるようになります。
このような非常時、災害時には懐中電灯やロウソクで辺りを照らすこともできますが、実用性や安全面を考えるとLEDランタンがおすすめなんです!
ということで!
キャンプはもちろん、停電などの非常時にも役立つLEDランタンの基礎知識、そして機能性を重視したオススメまでご紹介していきます!
LEDランタンの特徴
ランタンは大きく3つに分類されます。
- ガソリン式
- ガス式
- LED式
ここでは、初心者にも扱いやすく安全面に優れたLEDランタンに注目しています。
LEDの明るさを表す単位は「lm(ルーメン)」です。
数値が大きいほど明るくなります。
部屋全体を照らす白熱電球60W形は約「810lm」になります。
800~1000lm前後なら、キャンプでのメインランタンとしてOKなのではないでしょうか?
サブランタンなら300~400lm前後あればオールマイティに使用できます。
100~200lm前後は夜間のトイレ時などに向いています。
LED式は光量が小さい?
一般的にLEDランタンの欠点として光量が小さいと言われています。
10年ほど前になるでしょうか。
手回し式の小さなLEDランタンを知人から貰ったんです。
光量も小さく使い勝手が悪いため、自分の中で完全に「防災用」と線引きしてアウトドアでは使用したことがありませんでした。
そのときのマイナスイメージがずっと先行していたんですが、先日の停電時にLEDランタンが壊れていることに気づき、改めて調べてみると他のタイプに引けを取らない光量のモノもあるじゃないですか!
ずっと間違った認識を持っていたということですね。。。(^^;
さすがにその当時は今ほど光量の大きいものはなかったと思いますが。
時代が進むにつれ、LEDランタンの「光量が小さい」という問題は確実に解消されつつあるということですね!
今では、キャンプサイトでメインとして十分に使用できるLEDランタンもあります。
LED式ならテント内でもOK!
出典:Amazon
ガソリン式やガス式のランタンは火事や一酸化炭素中毒の危険性があるため、テント内のような狭い空間での使用はNGです。
一方で、LED式はそのような危険性もなくテント内で安心して使用することが可能。
倒したり逆さにして吊るすような使い方をしても問題ありません。
また、LEDは蛍光灯や白熱電球のように紫外線を出さないので、虫が寄り付きにくいのも特徴ですね。
種類が豊富
LEDランタンは種類が豊富に揃っているのも特徴のひとつです。
光源となる部分が分割して使用できるセパレートタイプや懐中電灯として使用できるタイプもあります。
光の色が変えられたり調光可能なものもあります。
家のリビングにあるLEDなんかは「昼白色」や「電球色」に変えられたりしますよね。
その他にも、ゆらめく炎を演出できるタイプもあります。
また、ソーラーパネルで充電できたりUSB電源を供給することができるものもあります。
もしもの時の防災グッズとしても大いに活躍しそうですね!
コスパに優れている
LEDは寿命が長く消費電力も少ないため、長時間点灯可能なものが多いです。
さらに、ガソリン式やガス式のランタンと比べてとってもリーズナブル!
もはや買わない理由はどこにもありません!(笑)
機能面に優れたおすすめのLEDランタン
機能性を重視した人気のあるおすすめのLEDランタンです。
Coleman(コールマン)
クアッドマルチパネルランタン
出典:Amazon
サイズ(約) (直径x高cm) | 14.5×23.5 |
重量(約) | 1200g |
使用電源 | アルカリ単一形乾電池 4本または8本 |
明るさ(8本) | High:800lm Mid:200lm Low:100lm |
明るさ(4本) | High:500lm Mid:140lm Low:60lm |
明るさ(パネル) | High:800lm Mid:200lm Low:100lm |
連続点灯時間 (8本) | High:約20時間 Mid:約120時間 Low:約400時間 |
連続点灯時間 (4本) | High:約13時間 Mid:約69時間 Low:約196時間 |
連続点灯時間 (パネル) | High:約3時間 Low:約14時間 Spot:約4時間 |
防水性能 | IPX4対応 |
抜群の認知度を誇るコールマン!
クアッドマルチパネルランタンです。
最大で約800lmの明るさ!
キャンプサイトではメインとして使用できるランタンです。
本体はIPX4相当の防水性能もあります。
「IPX4相当」とは、あらゆる方向からの水しぶきに10分間程度耐えられる、ということになります。
出典:Amazon
4つの発光パネルは取り外せるセパレートタイプ。
パネルにはマグネットが付いているので、スチールにくっつけて照らすことが可能です。
パネル自体も軽いので、そうそう落ちることはありません。
本体に戻すと蓄電されます。
出典:Amazon
取り外した発光パネル背面には可動式の持ち手があり、スタンドとして立てかけて使用することもできちゃいます。
これひとつで何役もこなせちゃう優れモノ!
出典:Amazon
本体にはUSBポートがあり、モバイル機器を充電することも可能!
もちろん、充電中も点灯したままでOKです。
非常に機能的でマルチに使えるランタンですね!
災害時にも大活躍すること間違いナシです!
GENTOS(ジェントス)
エクスプローラー EX-1000C
出典:Amazon
サイズ(約) (直径x高cm) | 129×246 |
重量(約) | 1255g |
使用電源 | アルカリ単一形乾電池x4本 |
明るさ(最大時) | 白色:1000lm 昼白色:540lm 暖色:400lm |
連続点灯時間 (白色) | 最大:約5.5時間 最小:約250時間 |
連続点灯時間 (昼白色) | 最大:約11時間 最小:約300時間 |
連続点灯時間 (暖色) | 最大:約11時間 最小:約300時間 キャンドルモード:30時間 |
防水性能 | IPX4準拠 |
ジェントスはLEDライトで国内トップシェアを誇ります。
どのモデルも評価が高く、人気のある国産ブランドです。
EX-1000Cはジェントスのラインナップの中で最も明るいモデルです。
一番明るい状態で1000lm!
防水性能はIPX4に準拠しています。
出典:Amazon
白色、昼白色、暖色と色を変えることができます。
調光機能も付いており、ハイ/ローのような段階式ではなく、ダイヤルを回すことで無段階に調光することが可能です!
そのときの気分や、好みに応じた調光設定が自由自在ですね!
出典:Amazon
ダイヤル横にはバッテリーのインジケーターが付いています。
その他にも、炎のゆらめきを演出できるキャンドルモード。
スイッチのオンオフでゆっくりと明るく、そしてゆっくり暗くなるスローライティングスイッチ機能付。
機能面に優れたLEDランタンですが、気になるところもあります。
Amazonのレビューでは、「乾電池ホルダーがある本体底の蓋が弱い」との意見もあるようです。
どうやら、蓋を閉めるときに「カチッ」と音がしてそれ以上回らなくなるわけではなく、際限なく回せてしまうみたいです。
蓋を閉める際には適当なところで止めておきましょう!
GENTOS(ジェントス)
パワーバンクランタン EX-000R
出典:Amazon
サイズ(約) (直径x高cm) | 102.2×189.0 |
重量(約) | 680g |
使用電源 | USB充電 or アルカリ単一形乾電池x3本 |
明るさ(最大時) | 白色:1000lm 昼白色:700lm 暖色:450lm |
連続点灯時間 (白色) | 最大:約3時間 最小:約200時間 |
連続点灯時間 (昼白色) | 最大:約6時間 最小:約250時間 |
連続点灯時間 (暖色) | 最大:約7.5時間 最小:約300時間 キャンドルモード:150時間 |
防水性能 | IP68準拠 |
同じくジェントスのランタンです。
こちらも最大で1000lmの明るさを誇っています。
白色、昼白色、暖色と色を変えられる調色、そして調光機能付!
オン/オフのスイッチがバッテリーのインジケーターにもなっています。
防塵、防水がともに最高レベルのIP68に準拠!
さらに、10mの高さから落下しても壊れないタフなボディ!
出典:Amazon
使用電源は乾電池のほか、給電にも対応したUSB充電でもOK!
バッテリー容量は5000mAhです。
スマホなどのモバイル機器を充電できるのは便利ですね!
災害時にも役立ちそうです!
USB給電中は点灯したままでも可能(Lowモードのみ)です。
出典:Amazon
吊り下げるときに便利なハンガーフックが付属しています。
本体底の電池カバーにはビルトインフックがあり、逆さまに吊るすこともできます!
ただし、カバーが取れない仕様なのが残念ですね。。。(^^;
先の「EX-1000C」とともに最大時1000lmもあるので、かなり明るく照らすことができちゃいます!
LUMENA(ルーメナー)
LUMENA/LUMENA2 LEDランタン
出典:Amazon
出典:Amazon
LUMENA | LUMENA2 | |
サイズ(mm) | 92x92x28 | 129x75x22.7 |
---|---|---|
重量 | 220g | 280g |
使用電源 | 充電式 | 左に同じ |
明るさ(最大時) | 1300lm | 1500lm |
点灯時間 | High:約8時間 Low:約100時間 | 左に同じ |
防水性能 | – | IP67 |
充電時間 | 約5時間40分(5V 2A時) | 約5時間(5V 2.4A時) |
充電回数 | 約500回以上 | 左に同じ |
世界的に人気のLEDランタン「ルーメナー」です。
そのコンパクトなボディに似合わず初代のルーメナーで最大1300lmという驚異の明るさ!
「2」に至っては1500lmです!
どちらも昼光色、昼白色、電球色の3色に調色可能。
4段階の調光にも対応しています。
初代ルーメナーは、
- 260lm
- 650lm
- 910lm
- 1300lm
ルーメナー2は、
- 100lm
- 500lm
- 1000lm
- 1500lm
う~ん、破壊力抜群ですね!
気になる防塵、防水性能ですが、残念ながら初代ルーメナーにはありません。
かわりに防滴キャップは付属していますが・・・気持ち程度です。
ルーメナー2はIP67で最高レベルの防塵、30分程度の水没に耐えられる防水性能を持っています。
防水性も高いレベルにありますね!
また、ルーメナー2では1.8mの高さからの落下でも壊れない耐衝撃性を持っています。
モバイルバッテリーは大容量の10000mAh!
もちろん、スマホなどのモバイル機器に給電可能です。
『機能性のあるLEDランタン』をご紹介していますが、コンパクトなルーメナーに関しては『ライト(ランタン)機能の付いたモバイルバッテリー』としても通用しそうですね!
ひとつ注意していただきたいのは、どちらも電源アダプターは付属していないんです。。。(^^;
お持ちのアダプターを使いまわせるので困ることはないと思いますが、付属していないのは欠品しているわけでは
ないということです。
出典:ナチュラム
初代ルーメナーはハンドル部分が可動式になっています。
直置きしたときのスタンドとしても役立ちます。
出典:ナチュラム
ルーメナー2は背面ロゴの外側にあるリングが立ち上がるような構造で、ハンガーとして使用できます。
リングの内側はギザギザに波打っており、好みの角度で引っ掛けて吊るせるような工夫がされていますね。
また、背面ロゴ部分に磁石でくっつくマグネットフックが付属しています。
出典:ナチュラム
このマグネットフックの耐荷重は1.5kgです。
ルーメナー2の本体重量が280gなので、普通に使用している分にはまず落ちることは無さそうです。
三脚などを使用して固定することもできます。
そのほか、国際SOS信号パターンの点滅機能やバッテリーインジケーター機能もあります。
まさに至れり尽くせりのLEDランタンなんです!
DABADA(ダバダ)
LEDランタン
出典:Amazon
サイズ(約) (直径x高cm) | 120×250 |
重量(約) | クリア:590g ホワイト:600g |
使用電源 | USB充電 or 手回し充電 or ソーラー充電 or 単四形乾電池x3本 or シガーソケット充電 |
明るさ(クリア) | High:180lm Low:54lm |
明るさ(ホワイト) | High:150lm Low:45lm |
連続点灯時間 | 約48時間未満 |
防水性能 | IP68準拠 |
充電時間 | USB:約7時間 手回し:5分で約20分 ソーラー:約24時間 (天候による) 乾電池:約30時間 シガーソケット:約7時間 |
ダバダのLEDランタンです。
光量や点灯時間は他のランタンより劣ってしまいますが、充電手段が多いのが特徴です。
出典:Amazon
5つの充電方法があってスマホなどモバイル機器への給電にも対応しているので、もしもの時の使い勝手は抜群です。
気持ち程度でも、防水機能があれば良かったんですが・・・(^^;
出典:Amazon
クリアレンズ、ホワイトレンズのカラーバリエーションがあります。
レンズによって光量に多少の差がありますね。
2段階の調光も可能です。
たとえ一時的でも、手回しで点灯させることができるのでひとつ持っていると安心ですね!
まとめ
火を使わずに辺りを照らすことができるLEDランタン。
倒れても火事になる心配も無く、テント内のような狭い場所で使用しても一酸化中毒になることもありません。
安全性の高さから、持っているランタンをLED式で統一するキャンパーさんもいるんだとか。
メリットの多いLEDランタンですが、本物の炎が醸し出す心地良い雰囲気は真似できないんですよね。
とはいえ、調色や調光、モバイル機器への給電など機能面で優れているものも多いLEDランタンは万が一の災害時にも最適!
ひとつは持っておいて損はないアイテムなんです!