バーベキューを始めるときに、まず何をしますか?
持ってきた荷物を設置して、火起こしから始めますよね?
とりあえず炭に火がついてくれないことにはそれ以上は何も進みません!
悪戦苦闘しながらなんとか火起こしをしてみても・・・いつまでたっても火がつかない!
そんな経験はありませんか?
炭は紙のように簡単に燃え上がるわけではなく、じっくり火を当てて燃え移っていくんですよね。
何回もやり慣れている人であれば、たいした時間もかからないことでしょう。
しかし、慣れていない人にとってはいきなり難関が待ち受けているわけです。
一緒にバーベキューにきている仲間や同僚、家族の前でスマートに火起こしが出来ればカッコイイじゃないですか!
経験のあるなしに関わらず、誰でも簡単に火起こしが出来ちゃう・・・
そんな都合の良い便利な道具があるんです!
ここでは、火起こしするまでの一連の流れを使用する道具と一緒にご紹介していきます!
火起こしで使用する小物類
バーベキューをする上で最初にして最大の難関です。
炭が燃えさえすれば食材を焼いて楽しむだけですね!
火元となるアイテム
かしこまった見出しですが、要はチャッカマンです。
安全面からライターやマッチよりも火元までアプローチのあるチャッカマンがいいです。
火元までの柄になる部分?が長いものや、スライドして伸縮するチャッカマンもありますね。
ターボ式なんてものもあります。
より安全に着火作業ができるのでおすすめです。
SOTO
スライドガストーチ ST-480
出典:Amazon
ターボ式のチャッカマンで強風でも問題なく着火できます。
柄の部分が伸縮するので安全性も高いですね。
食卓で使用するカセットガスで燃料の充填が可能なので、長く使用することができて便利です。
カセットガス トーチバーナー
トーチバーナーもあります。
同じく食卓で使用するカセットガスで炭に直接着火させるものです。
出典:Amazon
いくつかの手順を省いて直接的に着火させるので楽なんですが、しばらくの間炭に当てていないと着火しません。
まさに力技!といった感じですね。
これといった苦労もなく着火させられるのは魅力です。
着火させるのに使用する以外に食材を炙るといった使い道もあります。
電気アークプラズマライター
USB充電式の電子ライターです。
出典:Amazon
ガスやオイルを必要としない電気アークのライターになります。
電子ライターなので強風時でも消える心配はありません。
出典:Amazon
アプローチ部分がフレキシブルな素材で曲げることができるので、使い勝手は良さそうです。
使用時はスイッチをスライドさせてボタンを押さないと着火できない仕様なので安全性も高いです。
小さいお子さんがイタズラしても、すぐに点火することはないので火傷などのリスクは減少しますね。
使用状況によって左右しますが、スペック上ではフル充電すれば800回程度は使用可能です。
電子機器なので「当たりハズレ」の個体差はありそうですが、選択肢の一つとして考えるとアリなのではないでしょうか?
着火剤
炭に着火させるための補助をする燃料材になります。
ロゴス
エコココロゴスミニラウンドストーブ
出典:Amazon
着火剤というか、着火剤を練りこんで人工的に作られた炭です。
これだけでもバーベキューはできますが、着火剤として使用したほうが経済的です。
着火剤としての評価も高いですね。
尾上製作所
ハイチャッカー
出典:Amazon
こちらも評価の高い着火剤になります。
使用する分だけ割って使えるので経済的です。
ロゴス
防水ファイアーライター
出典:Amazon
防水性のある着火剤になります。
火起こしをしている最中に水に濡れることはないとは思いますが・・・(^^;
多少の雨に降られても大丈夫といったところでしょうか。
小分けにはなっているのですが、薬のように個別包装にはなっていません。
持ち運ぶ際にはラップに包むなりビニール袋に入れていくなどの工夫をしたほうが良さそうです。
ニチネン
アウトドア着火剤チャッカネン
出典:Amazon
ジェルタイプの着火剤になります。
こちらも必要な分だけ使用できますね。
使いたい箇所にピンポイントで使用できます。
ジェルタイプは使用量の融通が利くので、固形タイプほど「もったいない」というケチる気持ちがなく、安易に継ぎ足しをしてしまいがちです。
実際にジェルタイプでの火傷事故は今でも後を絶たないようです。
ジェルタイプの着火剤の継ぎ足しだけは絶対にしないようにしましょう!
チャコールスターター
炭に着火させるための火起こし器になります。
トーチバーナーを使用するなら必要のないアイテムですが、着火剤を使用しての火起こしであればマストアイテムと言っても過言ではないくらい便利なやつです!
円筒タイプなどもありますが、収納がコンパクトになる折りたたみタイプがおすすめです。
チャコスタを含めた、事前準備に役立つ便利グッズや食材を焼き始める前までに用意しておきたい小物類について、詳しくはこちらを参考にしてみて下さい。
改めて言うまでもないですが、バーベキューは誰でも気軽に楽しむことができるアウトドアです。やり始めると楽しいんですが、実際に食材を焼き始めるまでの準備や終わった後の片付けって面倒なんですよね~。特に準備に関しては、手間取って時間がかかってし[…]
キャプテンスタッグ
炭焼き名人FD火起し器
折りたたみタイプのチャコスタです。
主な素材はスチール製です。
M、Lのサイズ展開があります。
出典:キャプテンスタッグ
展開サイズ(約) (幅x奥x高cm) | (M)18.5×19×20.5 (L)23×25×28 |
収納時サイズ(約) | (M)15×20.5×(厚)5.5cm (L)19.5×28×(厚)5.5cm |
重量(約) | (M)1kg (L)1.7kg |
リーズナブルなチャコスタといえばこれですね。
Amazonでの評価も高いアイテムになります。
ユニフレーム
チャコスタII
こちらも折りたたみのチャコスタですが、主な素材はステンレス製です。
M、Lのサイズ展開があります。
出典:ユニフレーム
展開サイズ(約) (幅x奥x高cm) | (M)19×24.5×28 (L)26×29×28 |
収納時サイズ(約) | (M)28×19×(厚)3cm (L)26×28×(厚)5cm |
重量(約) | (M)1.2kg (L)1.5kg |
ユニフレームのチャコスタは評判も良く有名です。
ステンレス製なので耐久性があります。
素材の違いあるものの、値段が高いんですよね・・・(^^;
ところで、なぜ簡単に着火できるのでしょうか?
答えは『煙突効果』によるところです。
煙突効果(えんとつこうか、英: stack effect)とは、煙突の中に外気より高温の空気があるときに、高温の空気は低温の空気より密度が低いため煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象をいう
引用:wikipedia
着火させる原理が分かったところで、実際の使用方法についての説明です。
- 組み立てたチャコスタの中に炭を立てて入れます。(ある程度の隙間を作って空気の流れを確保して下さい。)
- コンロの上で着火剤に火をつけます。
- 火のついた着火剤の上に炭を入れたチャコスタを置いて完了です。
後はしばらく放置していれば炭に着火します。
うちわで仰ぐ必要もないです。
まれに炭に着火しないときもあります。
中の炭を軽くゆすったり、少し減らてみたりしてやり直してみて下さい。
火起こしが上手くいかなかった経験のある方はぜひ使ってみて下さい!
きっと一度使えば手放せなくなります!
炭の種類と使用量の目安
あまり気にしたことはないのかもしれませんが、炭にもいろいろな種類があります。
「炭なんてどれも一緒でしょ?ホームセンターの安いやつで十分!」
と思ってる方も多いのではないでしょうか?
実は使用する炭の種類によって結構な差があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
マングローブ炭
出典:Amazon
ホームセンターでよく見かける炭(木炭)がこれになります。
取扱店も多く簡単に購入できるので利用者も多いと思います。
着火しやすく安価ですが燃焼時間が早いです。
炎や火の粉、煙が多く臭いが強いです。
黒炭(切炭)
出典:Amazon
こちらも着火がしやすいですが比較的燃焼時間が長いです。
炭のサイズが揃っているので火力の調整がしやすく炎や火の粉、煙は少ないです。
マングローブ炭に比べると値段は高めです。
白炭(備長炭)
出典:Amazon
非常に着火がしにくいですが燃焼時間は長いです。
火力が強く火持ちしやすいです。
炎や火の粉、煙は少ないです。
最高級の炭で値段は高く、立ち消えしやすいので扱いにくいです。
炭になる工程の中で白い炭が表面に付着するので白炭と呼ばれるそうです。
オガ炭
出典:Amazon
おが屑で人工的に作られた炭。
特徴が白炭と似ていることからオガ備長炭と呼ばれたりもします。
着火しにくいですが燃焼時間は長いです。
炎や火の粉、煙は少ないです。
比較的安価なものが多いです。
個人的におすすめなのはオガ炭です。
次点で黒炭ですかね。
マングローブ炭は安価なんですが炎や火の粉、煙が多く臭いが強いというデメリットのほうが大きいと思うのでおすすめできません。
炭の使用量は一般的に1人当たり1kgです。
これはあくまでも目安です。
作る料理や炭の種類によって使用量は前後します。
バーベキューの途中で炭が足らなくなることのないように、実際に使われる炭の特徴を踏まえて少し余裕を持って用意することをおすすめします。
グローブ、炭バサミも忘れずに!
火起こしする際や炭の追加などで使用するグローブ、炭バサミも忘れないで下さいね。
火を扱うので軍手はおすすめできません。
できれば防火性のあるしっかりしたグローブがいいです。
出典:キャプテンスタッグ
袖口までしっかり保護されてるグローブもあります。
出典:ユニフレーム
また、炭をいじるときには菜箸などでは危険なので長さのある専用の炭バサミを使用しましょう。
出典:キャプテンスタッグ
まとめ
火起こしするまでの一連の流れをまとめてご紹介してみました。
手間をかけずに簡単に火起こしができるようになれば、バーベキューがより気軽なものになります。
これらのアイテムを持っているのといないのとでは、作業にかかる時間や上手くいかなくてイライラするストレスが劇的に少なくなるものばかりなのでおすすめです!