テントの設営やタープを張るのに欠かせないペグ。
テントやタープに付属されている場合も多いですが、それだとすぐに曲がってしまったり、素材によっては折れてしまうことも。
もちろんこれは設営場所による影響を大きく受けます。
それでも、やはり付属されたペグとは別に、より堅牢性や耐久性に優れたモノを用意する方は多いのではないでしょうか。
そう考えると、やはりペグはキャンプで必須ともいえる重要なアイテムのひとつ。
なんですが・・・テントやタープとは違って人目に付きにくく、決して目立たない存在なんですよね。
そんな縁の下を支える地味なキャンプギアにフォーカスして、マルチな機能を持たせた新発想のペグを発見!
それが「TSUNAGU(つなぐ)」です!
TSUNAGU(つなぐ)とは
出典:Amazon
TSUNAGU(つなぐ)とは、ひと言で言うと分割するペグ。
パーツを繋ぐことで長さを変えられる斬新なアイテムなんです。
今までありそうでなかった新発想のペグなのではないでしょうか。
そして、安心の国産ブランド。
どうやら製造は中国の工場へ依頼しているようなんですが、商品の検品やアフターフォローは国内対応になるので特に心配はなさそうです。
TSUNAGU(つなぐ)という名称は単に分割されたパーツを繋ぐというだけではなく、キャンプでの人と自然とのつながりや、新しい価値を生み出すというビジネス的なつながりの意味も含められているんだとか。
単純なネーミングかと思っていたら、なかなか奥が深いんですね。
分割するメリットは多い
出典:Makuake
TSUNAGU(つなぐ)は3つのパーツ構成になっています。
具体的には、地面に刺していく「ニードル」、追加することで長さを調節できる真ん中の「シャフト」、ハンマーを打つ「ヘッド」です。
パーツ単位での交換が可能
ペグは折れてしまったり曲がってしまったりして修復不可能な状態になると破棄するのが一般的。
つまり使い捨てのキャンプギアなんですよね。
TSUNAGU(つなぐ)は分割されているので、問題のある箇所をピンポイントで交換できます。
出典:Amazon
ダメージが大きくなりがちなニードルやヘッドをリペア用として追加で用意しておけば、ちょっとしたアクシデントが起きたときでも安心です。
使い捨てるのではなく、交換して使い続ける・・・
まさに今の時代に合ったサステナブルなペグと言えます。
オールラウンドに対応できる
出典:Amazon
分割式なので状況に応じて長さ調節できるというのがTSUNAGU(つなぐ)の大きな特徴。
もちろんシャフトをその分だけ用意する必要はあります。
しかし長さの違うペグを必要本数それぞれ用意する場合と比べると、キャンプギアのパッキングや軽量化という面では大きな差になるのではないでしょうか。
このようにパーツ単位でオールラウンドに対応できるのはとても魅力的です。
使い勝手はどうか?
斬新なアイデアのTSUNAGU(つなぐ)ですが、そもそもペグとしての使い勝手はどうなんでしょう?
硬い地面でもok
出典:Makuake
TSUNAGU(つなぐ)に使われている素材は丈夫なステンレス製。
硬い地面でも使用に大きな問題はなさそうです。
分割されているとはいえ、ステンレス製の一般的なペグと遜色なさそうな印象。
サビにも強いので、素材としてはメンテも楽なはず。
ただしジョイント部分がネジ式なので、そこがどうなのか・・・という感じですね。
耐久性が気になる・・・
やはりここが一番気になるのではないでしょうか。
分割によるメリットはありますが、個人的にはペグ本来の強度や耐久性が劣るようなら意味がないと思っています。
僕としても一番気になっている部分なんですが・・・
「よくある質問」の中にこんなQ&Aがありました。
出典:Makuake
どうやらジョイント部分のネジをしっかりと締めれば、強度的には問題はなさそうですね。
使い方も一般的なペグと同じ。
ただしネジが緩んでいる状態での使用は破損の原因になるみたいで、そこさえ注意すればokみたいです。
スマートなデザイン
TSUNAGU(つなぐ)はデザインも特徴的。
僕的にはスタイリッシュでカッコいいです。
好みのデザインなんですが、ひとつ気になっているのはガイロープの固定方法。
一般的なペグにあるようなガイロープを引っかける部分となる返し(?)や、ペグを抜く際の穴とかストラップさえもありません。
出典:Amazon
商品化までされているので、とうぜんガイロープをしっかりと固定することはできるはず。
商品説明にも「ピンと張られたロープは、ほぼ垂直になっても外れることはありません。」との記載があるんですが・・・
出典:Makuake
これはあくまでも「ガイロープをヘッドの凹みにしっかりと引っかけてピンと張った状態」というのが前提だと思います。
なので、ガイロープがヘッドの凹みにちゃんと引っかかっているかをしっかり確認する必要がありそうです。
一般的なペグはアバウトに設営しても返し(?)部分に引っかかってくれますが、TSUNAGU(つなぐ)の場合は引っかかりが甘いとガイロープが外れてしまうかもしれません。
そういう意味では多少気を使う必要があるんじゃないかと。
ペグを抜く際には、手でグリグリしたりハンマーで横を軽く叩いて地面との隙間を作ることで、比較的簡単に引き抜けるみたいですね。
ただしネジ式の分割ペグなので、抜くときに反時計回りに力を加えると地中でパーツが外れてしまうかもなのでご注意を。
アイデア次第でマルチに使える
一般的なペグには汎用性がありません。
たまに蚊取り線香を引っかけたりして使用しているのを見かけたりもしますが、基本的にはペグ本来の使い方のみですよね。
分割式で洗練されたデザインのTSUNAGU(つなぐ)なら、アイデア次第で様々な使い方が可能です。
例えば焚き火台。
出典:Makuake
薪が大きくなればそれだけ重さも増します。
そして何より火を扱うので、使用中にバランスを崩したりしないように万全の準備をする必要はありそうですが、良いアイデアなのではないでしょうか。
出典:Amazon
それ以外にもランタンスタンドやごみ箱など、幅広いマルチツールとして使えます。
状況に応じて使い分けができるのがgood。
コレひとつで何役もこなしてくれるので、色々と活躍してくれそうです。
スペックとか
名称 | 長さ(cm) | 重量(g) | 直径(mm) |
ニードル | 5.0 | 11 | – |
シャフト | 12.0 | 46 | 8 |
ヘッド | 3.5 | 29 | 15 |
素材 | ステンレス(SUS303) |
レベル | 全長(cm) | 重量(g) | シャフト数(本) |
1段階 | 20.5 | 86 | 1 |
2段階 | 32.5 | 132 | 2 |
3段階 | 44.5 | 178 | 3 |
まとめ
分割式になった新発想のペグ、TSUNAGU(つなぐ)。
スッキリとしたスマートなデザインも作り手の拘りが感じられます。
分割することで可能になった長さ調整、そしてアイデア次第で幅広い用途に使えるマルチ機能。
使い捨てることがない、斬新でいまどきのサステナブルなペグです。
アイキャッチ画像:Makuake