アウトドアで快適な空間を作り出すことのできる便利アイテムといえばテントです。
テントといば設営が面倒だったり荷物が多かったり・・・というイメージがありそうですが、ポップアップテント・ワンタッチテントなら初心者の方でもハマることなく設営することができて、コンパクトに収納することができます。
これらの設営が簡単なテントは「簡易テント」と呼ばれることもあります。
ここでは、ポップアップ式・ワンタッチ式の簡易テントの種類や特徴をまとめてみました!
また、おすすめのテントもご紹介しています!
日帰りアウトドアに最適
その場で1日以上過ごすキャンプと比べて、日帰りのアウトドアでは時間に制限がある場合が多いのではないでしょうか?
その限られた時間の中で、出来る限り長い時間を楽しむためにはサクッと準備を済ませたいところです。
それと同時に、アウトドアで快適に過ごしたいと思ったら準備を怠るわけにもいきませんよね?
そんなときには簡易テントが大活躍です!
設営に不馴れな初心者の方、そして女性の方でも時間をかけずに簡単に設営することができます。
1分もかからずに自分たちだけの快適空間を作り出すことができるので、日帰りのアウトドアに是非とも用意しておきたいアイテムです!
設営方法の違い
簡易テントの設営方法は主に2通りです。
ポップアップテント
出典:Amazon
収納ケースから出せば「ボンッ!」とテントの形に広がるので、ペグなどで固定すれば設置完了です。
形状記憶のようなイメージでしょうか、何の力も加わっていなければテントの形を維持します。
逆に撤収時には広がろうとするのを抑えて収納するので、慣れていないと手間取るかもしれません。
ワンタッチテント
出典:Amazon
傘を開くようにサッと設営できるテントです。
ロープを引いて設営できるテントもあります。
どちらにしても、ワンタッチで簡単に設営することができるのが特徴になります。
フレームもあって、ポップアップテントよりは耐久性もあります。
タイプは2つ
サンシェードタイプとフルクローズタイプがあります。
サンシェードタイプはポップアップテントで、フルクローズタイプはワンタッチテントというイメージが強いかもしれませんが、設営方法に関係なくそれぞれのタイプがあります。
サンシェードタイプ
出典:Amazon
開放感のあるサンシェードタイプです。
ポップアップテントのサンシェードタイプは海水浴で見かけることが多いですよね。
出典:Amazon
もちろん、ワンタッチテントにもサンシェードタイプはあります。
フルクローズタイプ
出典:Amazon
プライベート空間を作ることができるのがフルクローズタイプです。
着替えることもできますし、突然の雨に降られた時などにも便利です。
生地の撥水性や耐水圧によって浸水度合いに差がありますが、たとえ一時的であっても閉め切っているのといないのとでは大きな差になりますよね。
出典:DOD
ポップアップテントと比べると、ワンタッチテントはよりキャンプ向けになるでしょうか、フルクローズに対応しているものが多いですね。
ポップアップでもワンタッチでも、テントに付いているジッパーやマジックテープでフルクローズにするものが多いんですが、開いているときにはエントランス部分のシートとして利用できるものやカーテンのように片側もしくは両側にロール状に巻いてあるものなど様々です。
設営だけでなく撤収も簡単
簡易テントは設営にいくつもの手順があるわけではないので、撤収時の後片付けも難しいということはありません。
また、色々な機能が付いているわけでもないので、軽くて持ち運びしやすいのも特徴です。
ただし、「慣れ」は必要なのかもしれません。
特にポップアップテントはある程度慣れてないと手こずるかもしれませんね。
参考画像として紹介しているフィールドア製品のポップアップテントの撤収方法が動画で紹介されています。
ブランドや種類によって多少の差があるのかもしれませんが、大まかな構造は一緒なので参考になるのではないでしょうか?
デメリット
簡単で便利な簡易テントですが、デメリットもあります。
パーツが一体化されている
設営や撤収、持ち運びを簡単にするため、ひとつひとつのパーツを組み合わせる構造になっているわけではなく、すべてが一体化されています。
つまり、ポールひとつ壊れたとしても部分的に修理することができないんです。
壊れたときに修理にかかる日数やコストを考えれば、買い換えたほうがいい場合もありそうですね。
やはり「簡易」テント
軽量で持ち運びしやすい簡易テントは「シングルウォール(1枚の生地)」のものが多く、キャンプで使用される通常のテントと比較すると雨天時や気温の高い真夏の快適性は落ちます。
また、耐久性の面においても、ある程度は値段に比例するのではないでしょうか?
通常のキャンプでは使用できないわけではありません・・・が、あくまでも「簡易」テントです。
そうは言っても、日帰りでのアウトドアでは十分快適に過ごすことのできるアイテムですが。
おすすめの簡易テント
プライベート空間を作れるフルクローズタイプがおすすめです。
ご紹介しているのは、どれも人気のある簡易テントになります。
FIELDOOR(フィールドア)
フルクローズサンシェードテント
出典:Amazon
展開サイズ(約) 幅×奥×高(cm) | (160)160×145×125 (200)200×180×135 (240)240×190×140 |
収納サイズ(約) 直径×厚さ | (160)57×5.5 (200)63×5.5 (240)66×11 |
重量(約) | (160)1.8kg (200)2.5kg (240)3kg |
カラー | ターコイズ オレンジ ダークブラウン ライム ピンク グリーン ブルー カモフラージュ/グリーン カモフラージュ/サンド キノコ |
耐水圧 | 1,500mm以上 |
材質 | ポリエステル 他 |
フィールドアのフルクローズサンシェードテントです。
3つのサイズ展開があります。
あくまでも目安ですが、160cmは2人用、200cmは 3人用、240cmは 4人用といったところでしょうか。
前面と後面にはメッシュスクリーンがあって、風が抜けるようになっています。
また、メッシュスクリーンはファスナーで閉じることも可能なので虫の苦手な方でも安心です。
生地は裏側に施されたシルバーコーティングによる遮熱性のほか、UVカットや1500mm以上の耐水圧がある高品質のポリエステル「SUNSHIELD(サンシールド)」を使用。
日本の検査機関による品質テストが行われているのも大きな魅力です。
安心感がありますね。
出典:Amazon
サイズが大きい240cmタイプはテント上部にベンチレーションを搭載することで、風の影響を受けにくくしています。
そして、テント内にはタオルを掛けられるような工夫がされたポケットが左右に設置されている特別仕様です。
3つのサイズ展開と豊富なカラーバリエーションで選ぶのにも迷ってしまいそうですね!
Campers Collection(キャンパーズコレクション)
ワンタッチキャビンシェードフルクローズ
出典:Amazon
展開サイズ(約) 幅×奥×高(cm) | 200×150×130 |
収納サイズ(約) 直径×厚さ | 57×4.4 |
重量(約) | 2kg |
カラー | ブルーダイダイ ネイビーピンク グレー ダイダイ |
耐水圧 | 不明 |
材質 | ポリエステル 他 |
キャンパーズコレクションのワンタッチキャビンシェードフルクローズです。
新形状のワイヤーを採用したことで従来のものより日よけ面積が50%アップ。
さらに居住面積も30%アップして頭上が広くなっています。
部屋の中や車内と同じように、天井が高くなるだけで視覚的な圧迫感もなくなり快適に過ごせるのではないでしょうか?
出典:Amazon
テント内には取り外しができて使い勝手の良いメッシュ棚があります。
砂の侵入を防ぐサンドプロテクトがあるのも大きな特徴です。
生地はシルバーコーティングされた遮熱性の高い「COOL TOP(クールトップ)」で紫外線から守ります。
Villimetsa(ヴィリメッツァ)
テント ワンタッチ ポップアップ
出典:Amazon
展開サイズ(約) 幅×奥×高(cm) | (160)160×145×125 (200)200×180×125 (240)240×180×140 |
収納サイズ(約) 直径×厚さ | (160)5.5×6 (200)6×6 (240)6.5×6 |
重量(約) | (160)1.75kg (200)2.6kg (240)2.75kg |
カラー | ネイビー グリーン ピンク/グレー(フチ) レッド(200cmのみ) グレー(200cmのみ) ブルー(200cmのみ) フォークロアー (200cm/240cm) |
耐水圧 | 不明 |
材質 | ポリエステル 他 |
ヴィリメッツァのテントワンタッチ ポップアップです。
こちらのテントも3サイズ展開されています。
ただし、すべてのカラーが統一されているわけではないみたいですね。
前面、後面がフルオープンになり、メッシュスクリーンにもなります。
さらに入り口を留めることのできるタッセルが左右に付いていて片開きも可能なので、シーンによって色々な使い方ができます。
出典:Amazon
側面にもメッシュがあり、テント内に熱がこもらない工夫がされています。
テント内の風通しを良くして循環させることで、より快適に過ごすことができそうですね!
色々と役立ちそうなエントランス部分のシートもポイント高いです。
他のテントと同様にUVカットやシルバーコーティング、小雨程度なら問題のない耐水性なども備えている上、テント内にはランタンフックや収納ポケットも付いています。
テントに付いているジッパーを外側からタッセルで固定する簡易的なカギもあったり、装備が充実しています。
フィールドアのテントと同じく、遮熱性の品質テストは日本で行われているようですね。
DOD(ディーオーディー)
ワンタッチレジャーシェード
出典:Amazon
展開サイズ(約) 幅×奥×高(cm) | 245×135×143 |
収納サイズ(約) 直径×厚さ | 15×92 |
重量(約) | 3.6kg |
カラー | ライムグリーン |
耐水圧 | 1,500mm |
材質 | ポリエステル 他 |
DODのワンタッチレジャーシェードです。
フレームを伸ばしてから、シェードの上部にあるロープを引いて設営するワンタッチ式になります。
大人3人が休めるゆったりサイズで、入り口以外の側面3面にはメッシュがあります。
エントランス部分はWジッパーになっていて、フルクローズにも対応しています。
生地にはUVカット加工、そして1500mmの耐水圧を備えています。
出典:DOD
エントランス内側の上部にある収納スペースは、外側からは見えにくい場所になっていますね。
また、ペグで固定しにくいビーチなどで砂を入れて重しとなるサンドポケットも付いています。
色々な機能が備わっているので、日帰りアウトドアでの使い勝手は良さそうです。
ただし、シルバーコーティング処理をしていないシングルウォール構造なので遮熱性が気になるところです。
商品名も「テント」ではなく「レジャーシェード」なので、サンシェードという認識のほうがいいのかもしれません。
QUICKCAMP(クイックキャンプ)
ワンタッチテント
出典:Amazon
展開サイズ(約) 幅×奥×高(cm) | 210×190×110 |
収納サイズ(約) 直径×厚さ | 17×102 |
重量(約) | 2.8kg |
カラー | イエロー グリーン ネイビー レッド |
耐水圧 | 1,500mm |
材質 | ポリエステル 他 |
クイックキャンプのワンタッチテントです。
DODのレジャーシェードと同様に、フレームを伸ばしてからロープを引くワンタッチ式です。
こちらも大人3人が休めるサイズになっていますね。
後面はジッパー式の大きなメッシュになっています。
もちろん、フルクローズ対応です。
出典:Amazon
UVカット加工や1500mmの耐水圧に加えて、生地の縫い目にはシームテープ(防水テープ)加工が施されています。
フライシートが付いているので、シングルウォールのものよりは遮熱性にも期待が持てそうです。
ランタンフックも付いていますね。
収納ポケットも付いていればさらに良かったんですが・・・(^^;
1シーズン(180日)の製品保証付きなので、もしも不備があったときにはしっかりとしたサポートを受けることができるのではないでしょうか?
品質面でも心配はなさそうですね!
ここではご紹介していませんが、ハイスペックなケシュアのポップアップテントもおすすめです!
ケシュアのポップアップテントについて、詳しくはこちらを参考にしてみて下さい。
ポップアップ式やワンタッチ式の簡易テントは設営も簡単でBBQなどの日帰りアウトドアでは重宝するテントです。しかし、キャンプで使用する通常のテントと比べると、快適性は劣るものが多いんですよね。簡易テントは設営が簡単なことやコンパクトに収納で[…]
まとめ
キャンプのみに限らずバーベキューや海水浴などの日帰りアウトドアでも、あれば便利なのがテントです。
設営方法としてポップアップやワンタッチ式があり、開放感のあるサンシェードやプライベートなフルクローズタイプがあります。
日焼けや熱中症対策、そして荷物を置くスペースだけでなく、遊び疲れたときには日陰の下でゴロンと横になることもできますよね。
楽しみ方の幅も広がるのではないでしょうか?
誰でも簡単に快適な空間を作ることのできる簡易テントで、アウトドアをより満喫しちゃいましょう!