2021年1月から日本での一般販売が開始されたスノーゴーグル「IceBRKR(アイスブレーカー)」。
一般販売前に行われたクラウドファンディングでは、目標金額20万円のところ2000万円をも超える支援金の獲得に成功。
その当時から注目を集めていたスノーギアでした。
雪山に新たなエンターテイメントをプラス。
スノボやスキーの楽しさを、さらにもう一段階引き上げてくれる革新的なスノーゴーグルなんです。
そんなIceBRKRから、ニューモデル(22/23モデル)となる「bONE IceBRKR 2.0」が登場!
これは・・・要チェックです!
IceBRKRとは
イタリアのbONE Technology社によって2020年に誕生したIceBRKR。
世界初となるインカムと骨伝導オーディオを搭載したスノーゴーグルです。
前モデルをIceBRKR 1.0として、最新モデルではIceBRKR 2.0へとバージョンアップ。
僕的には前モデルが既に完成度の高いスノーゴーグルという印象だっただけに、どのような進化を遂げたのか興味津々です。
前モデルについてはコチラ ↓
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「できること」をおさらい
細かな機能面はさておき、IceBRKRで何ができるのかを改めてまとめてみました。
ゴーグルだけで仲間と繋がる
ゴーグルに搭載されたグループインカム機能によって、仲間と繋がることができます。
1対1の通話はもちろん、最大18人まで対応可能。
とはいえ、10人以上もいたらガチャガチャして通話どころじゃなさそうなので、多くても6~7人くらい(?)までが現実的という感じでしょうか。
通信距離はそのときの天候や地形によって左右されますが、最大約700mになります。
たとえ声の届かない距離だったとしても(通信範囲内であれば)普通に会話ができちゃうのはとても新鮮ですよね。
仲間と気軽に会話することができれば、スノボをより一層楽しめるはず。
また、スマホなどのデバイスを介さずにゴーグルのみで通信可能なこともポイントになるでしょうか。
デバイスの使用感には個人差もありますが、特に気温の低い雪山などではバッテリー消費が早くなりがち。
なので、そもそもデバイスを必要としないのであれば、それに越したことはないです。
音楽やスマホ機能もハンズフリーで
Bluetoothでスマホとペアリングをすることで、さらに利便性がアップします。
音楽を聴けるのはもちろんのこと、SiriやOK Googleといった音声起動システムも利用可能。
電話の発着信などもハンズフリーでokです。
スマホをいちいち取り出して操作する煩わしさがないのは大きなメリットですね。
どこが進化した?
スノボをさらに楽しくさせるIceBRKR。
最新モデルでは具体的にどこが進化したんでしょうか?
骨伝導アーム
IceBRKRは発売当初から骨伝導オーディオを採用しています。
前モデルとなるIceBRKR 1.0では、骨に伝えるパーツが「ベンダブルアーム」というネーミングになっていました。
ちなみに、ベンダブルとは「曲げられる」というような意味になります。
IceBRKR 2.0では「骨伝導アーム」となっています。
ストレートなネーミングで分かりやすくなりましたね(笑)
ネーミングの変更とともに進化を遂げたのがアーム形状です。
最新モデルでは、さらに音質を向上させる形状になっているんだとか。
新形状の骨伝導アームを採用したことによって、通話時の相手の声や音楽がよりクリアな音質で楽しめるんだそうです。
ただ、音質が良いと感じるのか悪いと感じるのかは個人差によるところが大きいんですよね。。。
なかなか判断の難しいところではあるんですが、試乗会の体験イベントにおいて前モデルの愛用者を含めた多くのボーダーが体験しており、実際の評価も上々だったようです。
耳の手前にフィットする設計になっている骨伝導アームは、前モデルと同様にフレキシブルな素材。
頭のサイズを問わず、締め付けによる圧迫感もありません。
一般的なイヤホンと違って、耳を塞ぐことがないというのは非常に大きなメリットですよね。
僕は長時間イヤホンを使用していると耳が痛くなってしまうんですが、そもそも耳を塞がなければ痛くなることもありません。
そして、周囲の音を遮らないというのが一番のポイントです。
スノボやスキーでは衝突事故などのリスクが多少なりとも存在するので、周囲の状況把握はとても大切。
常に周囲の音が聞き取れる状態であれば、より正確な判断ができるのではないでしょうか。
また、ヘルメットの有り無しに関わらず使用できることも前モデルと同じ。
骨伝導アームをヘルメットに装着した場合でも問題なく使用可能です。
バッテリー性能
新たなリチウムテクノロジーを採用し、バッテリー性能が約25%向上したIceBRKR 2.0。
これもまた見逃せないポイントです。
リチウムバッテリーは、過酷な環境下では想像以上にバッテリーが消耗してしまうこともあります。
そこはリチウムバッテリーの特性上、仕方ないこと。
そういう意味でも、ある程度のバッテリー性能は欲しいところです。
前モデルでも問題なさそうな印象でしたが、それがさらにパワーアップしたのは心強いですね。
ただし、現状では参考となる具体的な目安時間の記載が見当たりません。
「IceBRKR日本語マニュアル」には目安時間の記載がありますが、多分これは前モデルであるIceBRKR 1.0の仕様なんじゃないかと・・・
そのうち細かい仕様が記載されるとは思いますが、目安時間に関しては実際のところよく分からないです。。。(^^;
レンズ
前モデルでは偏光ダブルレンズを採用。
全てのレンズカラーにミラー(イリジウム)コーティングが施されています。
さらには、フォトクロミック(調光)レンズも追加されたみたいですね。
フォトクロミックレンズは幅広い天候に対応できるのがメリットになります。
なんか知らないうちにバリエーションが増えていました。。。(^^;
IceBRKR 2.0では、さらに進化したハイコントラストレンズを採用。
その名の通り、景色のコントラストがよりハッキリしていて、雪面の凹凸などが格段に見やすくなるレンズです。
レンズ透過率を高く設定してレンズ外側のミラー加工を最大限に強く整えることで、幅広い天候にも対応しています。
互換性とレンズカラー
互換性も問題なし。
前モデルと組み合わせて使用可能です。
レンズも前モデルと併用できるみたいですね。
レンズの交換もめちゃくちゃ簡単。
8個のマグネットでズレることなくしっかりホールドされます。
SMITH のマグネット・チェンジ・システムと同じ交換方法ですね。
レンズカラーはイエロー、レッド、ブルー、シルバーの4色展開。
可視透過率はすべて16%になります。
このマグネットレンズロックシステムのほか、O-matter製ストラップを採用している高耐久フレーム、そしてアジアンフィット仕様になっていることも前モデルと同じです。
スペック
支援してゲット
IceBRKR 2.0は、クラファンサイト「GREEN FUNDING」にて5/8(日)まで支援者募集中!
目標金額は10万円で前モデルのIceBRKR 1.0よりも少額ですが、たった1日で目標金額を達成してしまったんだとか。
前モデルをさらにバージョンアップさせた最新モデルということで、期待値も大きいですね!
「GREEN FUNDING」で IceBRKR 2.0 の商品ページを見てる!
まとめ
前モデルからさらなる進化を遂げたIceBRKR 2.0。
雪山がより一層楽しくなるスノーゴーグルです。
余計な機能は抜きにして、単純にスノーゴーグルとして見たときのデザインもカッコいい!
完全に好みの問題になりますが、僕的にはストライクです。
デザイン性はもちろん、スノーゴーグルとしてのクオリティもgood。
前モデルから完成度の高いゴーグルという印象でしたが、さらにブラッシュアップされていますね。
アイキャッチ画像:GREEN FUNDING