セパレートスノーボードってなんだ?・・・何か面白そうなので調べてみた!

『セパレートスノーボード』って知ってますか?

『デュアルスノーボード』と呼ばれることもあるようです。


セパレート(separate)は『別々になっていること』や『分かれていること』という意味。

一方、デュアル(dual)は『ふたつの』や『二重の』という意味。



初めて聞いたときは、

「なんだそりゃ?」

でした。
 

「・・・?」

どんなモノなのか想像もできずに何のイメージも湧かなかったです。



気になってしょうがないので調べてみることにしました! 

セパレートスノーボードとは


その名の通り、2枚のボードになっているんです。

1枚のボードの上に乗るのではなく、2枚のボードの上に片足ずつ乗ります。

 

セパレートスノーボード


出典:NICO
 


なかなかの衝撃画像です!


1枚のボードを真っ二つにするなんて考えたこともありません(笑)

とはいっても、1枚のボードを単にぶった切っただけのモノではありませんよ。(当たり前ですが)



スキーも同じように片足ずつ板の上に乗りますが、決定的な違いはスキーは前に進むのに対して、セパレートスノーボードは横に進んでいきます。

「スノーボード」という名前が付いているだけあって、そこはスノボと同じですね。


そして、セパレートスノーボードに乗っている状態でも、それぞれの足が独立しているため前に歩くことが出来るのが普通のスノボにはない大きな特徴のひとつです。



1枚のボードを真っ二つにしただけだと、歩いたときに足の内側のボード同士が干渉してしまいます。

それだけでなく、それぞれの足が独立しているということはスタンス幅を自在に変えられるということなので、これまた足の内側のボード同士が干渉しちゃいます。


ノーズとテールにあたる足の外側も、1枚ずつ片足で操作することになるのであまり長くしてしまうと扱いづらくなってしまいますよね。

なので、セパレートスノーボードは短めに作られています。


左右の2枚を並べてみても、1枚のボードよりは短いです。

 

バインディングは流用OK!


バインディングはスノボに使用する一般的な4x4のものでOKです。



バインディングに関して詳しくはこちらを参考にしてみて下さい。 

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バインディング

 


ただし、ひとつ注意すべき点があります。

これはスノボにもいえる事なんですが、使用するボードによってバインディングを固定するのに使用するビスの長さが合わないものがあります。


具体的にどういうことかというと、ボードの厚みに対してビスが長い場合があり、増し締めしたときにボードのソール面が膨れ上がってしまうんです。

セパレートスノーボードにしても普通のボードにしても、次から次へと買い替えるものではないので大切にしたいところ。


初めてバインディングを取り付ける際には注意するようにしましょう。

 

スノーボードとは似て非なるもの?

なんのこっちゃ?



確かに普通のスノボとの共通点は多いと感じています。


しかし、

『スノボとはまったく別の新しいアクティビティ!』

という印象が強いです。


理由として、スノボに比べてボードが短いということは、それだけ有効エッジも少なくなります。

とうぜん足裏からボードへ伝達する力も弱くなります。


つまりカービングなどには向いていません。

また、速度を出して滑っているときに止まろうと思っても、スノボ以上に急には止まることができません。



あくまでもスノボと比較した場合の話になりますが、速度が出てしまう急斜面やバランスの崩しやすいコブ、そしてアイスバーンなどには不向きと言えるのではないでしょうか。

さらに雪との接地面積が小さく浮力も少ないので、パウダーも厳しい印象です。


ただしガンガン乗りこなせるようになれば話は別。

個人的には、それなりのスキルがあれば地形を問わず楽しめるとも思っています。



そしてもうひとつ。


それぞれの足が独立している状態で横に滑って進むので、油断していると両足が開いていっちゃうかもしれません。

もし仮にそうだとすると、足(特に腿)への負担はスノボ以上に大きくなると思われます。



これらを踏まえると、やはり新しいスノースポーツという印象です。

ただ「板の上に乗って横に進む」ということはスノボと変わらないので、スノボ経験者であればバランスの取り方などのアドバンテージはあるように感じます。


比較的簡単にコツをつかめるかもしれないですね。
 

やっぱり面白そう!


日本でのセパレートスノーボードのパイオニアでもある『NICO』のプロモーションビデオです!

 

セパレートスノーボードNICO_PV



ちょー面白そうじゃないですか!

ボードなのに両足が自由に動かせているって、やっぱり斬新です!


緩斜面で滑りながら、ちょっとしたギャップで飛んでみたり回ってみたり・・・楽しそうです!



レールやボックスなどで楽しんでいるプロモーションビデオもあるじゃないですか!
 

セパレートスノーボードNICO 15-16PV



これは周りから注目されること間違いなしですね!


ボードも短いので重くもなく取り回しもしやすいのではないでしょうか?

脚力の無い女性や小さいお子さんでも楽しめそうです。



 

セパレートスノーボードNICO 19-20PV


さらに、第二弾となる(?)PVも発見!


残念ながら僕の行っているゲレンデでは、まだ一度も見たことがありません。

実際の滑走シーンを生で見てみたいな~。。。

『NICO』からリリースされているモデルは3種類


セパレートスノーボードは、現時点では各スノボブランドが取り扱っているわけではありません。


日本で初となるセパレートスノーボードブランドが『NICO』です。

3種類のモデルがあります。

 

スタンダードモデル

スタンダードモデル(19-20)


出典:NICO
 


セパレートスノーボードのエントリーモデルになります。


最も軽く扱いやすいモデルです。

外側部分を広げたことによってエッジのサイドカーブが普通のスノボ形状に近いので、スノボ経験者の方にとっても一番違和感のないモデルになっていますね。

 

ハイステージモデル

ハイステージモデル(19-20)


出典:NICO
 


スタンダードモデルと比べて硬さと厚みがあり、キッカーで飛んだりパークのレールやボックスなどのトリック向けのモデルになります。

 

オールラウンドモデル

オールラウンドモデル(19-20)


出典:NICO
 


スタンダードとハイステージの良いところを組み合わせたのがオールラウンドモデル。

プロスノーボーダーがいちから設計を見直し、日本人の体型に合った形状を考案したんだとか。


とはいえ、乗りこなすにはそれ相応の技術が必要になってくるんじゃないかと。

これは僕個人の意見ですが。



その名の通り、様々な地形遊びに幅広く対応しているモデルと言えそうです。

 



やはりオススメはスタンダードモデルかな。

扱いやすいモデルで、まず楽しさを知ってからステップアップしていくのが無難ですよね。



まとめ


セパレートスノーボードがどういったモノなのかご理解していただけたかと思います。


スノボのように長い一枚板ではないので、軽く持ち運びもしやすいアイテムです。

一般的なバインディングを流用できるのも大きいですね。


 ゲレンデに持って行ってバインディングをサクッと付け替えればすぐに楽しむことが出来ます!



目立ち度満点のスノーギア。

興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
 



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