アウトドアの虫対策は敵を知ることから!虫除けグッズと合わせて効果的な対策を!

寝ているときに、耳元で聞こえてくる「プ~ン 」 というあの羽音・・・。

そうです、アイツです!


個人的にはきっちりと退治してその原因を解消させてからでないと、もう睡眠どころじゃありません。。。 (^^;

就寝中に突如として聞こえてくるあの何とも言えない不快感、一度は経験されている方も多いのではないでしょうか?



特にBBQやキャンプなどアウトドアの環境下では、蚊はもちろんのことその他にも危険な虫がいっぱい!

もはやアウトドアでの虫対策は必須です!

まずは敵について知る

森の中(いかにも虫が居そう・・・)


暖かくなって活動的になるのは虫も同じです。


アウトドアで気を付けたい虫には、

  • ブヨ(ブユ、ブト)
  • アブ
  • ムカデ
  • マダニ

などが挙げられます。

吸血性の虫

吸血キバ


比較的、目にすることが多いのが吸血性の虫。

どの虫も血を吸うのはメスだけなんだそうです。


真っ先に挙がるのはこいつ!

とても身近な存在で何もしていないのに向こうから寄ってくる、ある意味一番の大敵とも言えます。


蚊についてよく言われていることは

  • 人が出す二酸化炭素に寄ってくる
  • ボーダーまたは黒などの暗い色のシャツに寄り付きやすい
  • ビールを飲むと刺されやすくなる
  • 血を吸うのはメス

など、ある程度のことは既にご存じの方も多いのではないでしょうか。


ちょうど1年ほど前だったと思うんですが、新たな事実として知ったのが「足の臭い 」 に反応するということ。

足にある菌が蚊を興奮させて、刺されやすくなるんだとか。


もちろん、顔や腕など足以外でも蚊に刺されるのですが、除菌シートで足を拭くだけで多少の効果は期待できるようです。




ちなみに、血液型では「A型< AB型 < B型 < O型 」の順に刺されやすいそうです。



通常、蚊に刺されたとしても痒み以外に症状が無いので軽く考えがちですが、蚊が感染症を媒介することがある、ということを忘れてはなりません。

ここ最近では、2014年に「デング熱」が話題になっていましたよね。

ブユ(ブヨ、ブト)


正式名称は「蚋(ブユ) 」 ですが、馴染みがあるのはブヨ になるでしょうか。

地域によってはブトと呼ばれることもあるようです。


小バエのような虫で蚊と同じように吸血性。

大きな違いは、蚊のように刺すのではなく皮膚を噛み千切って血を吸うこと。


蚊に刺される以上の激しい痒み(痛みを伴うことも)が長引きます。

過去に刺されたことがありますが、そのときは周りが硬直?してシコリのようになり、皮膚科にお世話になった記憶があります。。。


高原や渓流に多く生息していて、朝夕が活動のピークです。

当てはまるシーン、時間帯には要注意です!


蚊用の一般的な虫除けグッズでは効果が薄く、ハッカ油が配合されたものやブユ専用のものが効果的とのことです。

アブ


ブユによく似た虫としてアブもいます。

アブのほうが体が大きく、パッと見はハエと見間違うかもしれませんね。


ブユと同じく高原や渓流、沼地や湿地などにも生息しています。

排気ガスに誘われて飛来してくることもあるそうです。


アブにもいくつか種類があるようですが、蚊やブユのように吸血性もいます。

ブユは噛み切る(刺す)ときの痛みを感じない場合が多いですが、 同じく皮膚を噛み切って血を吸 うアブは「チクッ」とした痛みが顕著なんだとか。


刺されたときの症状もブユと似ていて、 激しい痒みや痛みを伴うこともあり周りが赤いシコリのようになる場合もあるんだそう。

個人差はあるでしょうが、蚊と比較するとやはり完治には時間がかかるようです。

強い痛みのある虫

ouch!(痛い)


むやみに巣に近づいたり刺激を与えたりしなければ、基本的に襲われることは少ないはずです。

近づかないことが一番ですね。


比較的カチ合う可能性の高い蜂。

そのなかでも特に怖いのは「スズメバチ」、次いで「アシナガバチ」です。


ご存じの方も多いかもしれませんが、蜂は黒いものに攻撃してくる習性があります。

そして香水などの匂いでも刺激させてしまう恐れがあります。


また、お菓子やジュースなどの甘い匂いに誘われて寄ってくることもあるそうです。

実際にそのような経験は無いですが、覚えておいて損はなさそうですね。


木の枝や軒下などの乾燥した物陰や、木の根元などの土中に巣を作ることもあります。

6月~8月が活動のピークです。


特にスズメバチは秋口に攻撃性が強くなり、巣に近づく人間を「積極的」に襲うようになるんだとか。




蜂に刺されると、まず激しい痛みに襲われます。

そして赤く腫れあがります。


場合によっては、痒みや周りが硬直してシコリのようになることも。

過去5回ほど刺されたことがありますが、決まって瞬間的な激しい痛みがありました。


怖いのは「 アナフィラキシ―ショック 」。

蜂の毒針に対するアレルギー反応です。


呼吸困難や意識障害など重症化するとヤバイです!

疑わしい場合はすぐに病院へ直行しましょう!



刺激を与えないようにこちらから近づかないことが一番なんですが、近くにある巣の存在に気づかない場合も。

リスクを少しでも減らすためには、周りの安全確認も重要になります。

ムカデ


咬まれる可能性こそ低いかもしれません。

しかし、あなどることなかれ、蜂と似たような毒を持っています。


ムカデも先に攻撃してくることはありません。

踏みつけられるなど、身の危険を感じたときに咬んで反撃してきます。


夜行性でジメジメしたところを好みます。

ランタンの光など、明るいところに寄ってくる虫を捕食するそうです。


日帰りのアウトドアならともかく、特にキャンプでは注意したほうが良さそうですね。

ちょっと意外ですが、山よりも海辺のキャンプのほうが多いんだとか。


夜のうちに靴の中やバッグの中に潜んでいることもあるようです。

不意打ちを食らってのたうち回ることがないように、しっかりと確認しましょう!



咬まれると激しい痛みのほか、痒みやしびれに襲われることもあるそうです。

蜂と同じく「アナフィラキシ―ショック」を引き起こすこともあるそうなので、経過次第ですぐに病院で診察を!

危険度マックスの虫

危険


刺されたら直ぐに病院へ!

たとえ症状が軽くても、のちに重症化する可能性もあります!

マダニ


刺される(咬まれる)で一番身の危険を感じるのがマダニ。

個人的には「ソッコーで病院に行くかなきゃ!」と思うレベルです!


実はマダニも吸血性です。

ですが、上述のように個人的には危険度マックスなので、あえて別枠にしました。



「ダニ 」なんですが、吸血前でもマダニは体長2mm程度で目視確認ができます。

血を吸えば吸うほど体は巨大化していき、体長2cmほどになることも。


落ち葉の間や植物の葉の裏などで動物が来るのを待ち伏せています。

実際に確認したことはありませんが、山や林の中だけでなく住宅街で見られることもあるみたいです。



マダニの吸血時間は数日、長いときは10日前後も咬みつき続けるんだそうです。

咬みついて満腹になるまで離さないなんて、すごいと同時にちょっと引きますね・・・(^^;


具体的には、皮膚に針?のようなモノを刺して周りをセメント物質で固めてしまうようで、刺されてから1~2日以内であれば 引き抜ける場合もありますが、完全に固まってしまうと自分で引き抜くことはできないんだとか。

その状態になると、皮膚科で外科的に抜いてもらうことになります。


自分で引き抜ける場合は力任せに抜くのではなく、マダニの口器を残さないようにピンセットで頭部のできるだけ皮膚に近いところをつまんで、ゆっくりと引き抜くことが重要みたいです。

う~ん、マダニ恐るべし・・・(^^;



マダニが吸血時に注入する唾液は、炎症を引き起こすなどの毒素があります。

そして、何よりも恐ろしいのが感染症!


マダニの唾液には様々な感染症を引き起こす微生物がおり、それらに感染してしまうことがあるんです。

刺された数日後に発熱や嘔吐、関節痛などの症状が出て病院へ行ったら感染症だった・・・なんてことも考えられるので、マダニを自分で取り除いたとしても一刻も早く診断してもらう必要があります。

しっかりとした虫対策を!


「刺されてから」の対処法うんぬんではなく、そもそも刺されないための対策が重要です。

まず、虫対策として最低限の鉄則から。

  • できる限り肌の露出は控えること
  • ボーダーまたは黒っぽい暗めのシャツなどは着用しない
  • 香水など強い匂いのあるものは使用しない

これらは基本中の基本ですよね。


そして、辺りを見回して近くに蜂やムカデが潜んでそうな場所がないかの確認もしておきましょう!

蚊に限って言えば、足を清潔に保つことも忘れずに!(笑)

身体の対策


吸血性の虫は、刺す理由が食事のためというのが厄介なところ。

つまり、こっち(人間)が何もしなくても血を吸うために寄ってくるんです。



有効手段といえば、やはり王道の虫除けスプレーではないでしょうか。

蚊だけでなくアブやブユにも効くものがオススメです。



敏感肌の方や小さなお子さんには 天然成分のスプレーを。

効果は多少劣るかもしれませんが、肌に優しいスプレーです。



アブ、ブユに効果的なハッカ成分が配合されたポーションもあります!



スプレータイプを含め肌に直接塗るタイプのほか、「着る防虫」というのもあります。

これは、衣類に虫が止まってもすぐに逃げていくという優れものです!

スコーロンのイメージ

出典:Foxfire




アース製薬 と帝人フロンティアが共同開発した「スコーロン」という素材は、繊維にナノレベルで防虫成分を接着させる特殊加工を施したもの。

その効果が確認されているのは蚊やマダニなどの小さな虫のみなんですが、持続力があり20回洗濯しても80%の防虫効果があります。


人体への影響を考えたパッチテストも行っており、安全性が確認されています。

ただし、成人を対象としたテストなので乳幼児、そして敏感肌やアレルギー体質の方などの使用は避けたほうが無難のようです。

その場の空間を守る


蚊取り線香などで空間の虫除けをするのも一定の効果があります。

屋外用のものは通常より煙量が多いです。


ただし、閉ざされた空間ではないので、 風が強かったりすると屋外用とはいえ煙が拡散して効果が薄れてしまうことも。

こればかりはどうしようもありません。。。(^^;



そのほか、例えばテント内なら電池式のベープやワンプッシュ式のスプレーなどがいいでしょうか。

薬剤が自動噴霧される虫除けグッズなんかもありますよね!



スプレータイプにも同じことが言えますが、色々な種類があるので状況に応じた使い分けをして効果を高めましょう!


ちなみに、蜂やムカデなど全ての虫に対して高い効果を発揮するとは限らない・・・ということをお忘れなく。

それでも刺されてしまったら

毒


それでも『やられた!!』ということもあります。

そんなときは早めの処置を。



毒を持つ虫に刺された時には、ポイズンリムーバーが役立ちます。



まず、これで毒を吸い出します。

持っていないないときは爪でギューっと圧迫して毒を絞り出しましょう。



薬は幅広い虫刺されに対応したものが安心。

といえば、やはり「ムヒアルファEX 」がオススメでしょうか 。


炎症を鎮めるステロイド成分、痒みを和らげる抗ヒスタミン成分が配合された薬ですが、含まれているのは弱めのステロイドで 生後6か月から使用できます 。

まとめ


繰り返しになりますが、アウトドアで虫に刺されないためにはそれなりの準備が必要です。

虫を見かけるだけでもテンションだだ下がりなのに、もし刺されて重症化でもしたら、それこそトラウマになりかねません。


肌の露出を控えることから始まり、防虫スプレーや蚊取り線香など・・・さらに刺されてしまったときの準備までしていれば尚goodですね!

むやみやたらに対策するより、習性などを知ったうえで効率的な対策を!




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