僕がまだ小学生くらい(?)だったときのことなので遠い昔の話しなんですが、父親が家の庭でよく焚き火をしていたんです。
ブロックの上に一斗缶を乗せて、落ち葉や木の端材なんかをそこに入れて。
その当時は何とも思わなかったんですが、今にしてみればよくもまあやっていたなと・・・(^^;
庭と言っても大した広さでもなく、両隣には住宅もありました。
しかも家の前はバスも走る道路です。
う~ん、ちょっと今では考えられません。
きっと周りは迷惑していただろうな~(笑)
でも、「庭で焚き火をしたい」というその気持ちはよく分かります。
オシャレなストーブで一緒に調理でもしながらキャンプ気分を味わいたいものです。
そんな欲望を満たしてくれそうなストーブを発見!
それが「TAKI BE COOKER(タキビクッカー)」です!
TAKI BE COOKER
TAKI BE COOKERは「THE IRON FIELD GEAR(ジ アイアン フィールド ギア)」というブランドが手掛けた薪ストーブです。
コンセプトは「おうちで料理を楽しむ焚き火ギア」なんだとか。
家で焚き火をしながら料理を楽しむって・・・まさに話していた通りのストーブじゃないですか!
そういや商品名もそのまんまですね、今さら気が付きました。。。(^^;
目標金額100万円のところ1千万円を超える支援金を獲得したクラウドファンディングを経て、ちょうど一年前(21/4~)から一般販売が開始されているようです。
日本発ブランド
THE IRON FIELD GEARは香川県丸亀市にある鉄工所が2018年に立ち上げたガレージブランド。
自分たちの武器である「鉄」、そして「自然の中で遊ぶ」というその二つを融合させて斬新なアウトドアギアを世に送り出す、というブランドコンセプトなんだそう。
う~ん、ブランドネームがとてもカッコいい!
そしてブランドのロゴデザインもまたgoodですね!
TAKI BE COOKERはもちろんのこと、今後にも期待の持てるアウトドアギアブランドという感じです。
サイズや重さは?
TAKI BE COOKERはおうちでの使用を想定した薪ストーブ。
ということで、気になる本体サイズや重量はこちら。
これは妥当なサイズといったところなのかな・・・?
そこまで大きすぎることもなく、ちょうど良さげな感じです。(あくまでも僕の主観です)
煙突部分を含めて全体的に丸みのない角ばったデザインになっているのも個人的には好印象かな。
ホーローならではの光沢あるカラーリング
TAKI BE COOKERは全面にホーロー加工が施されています。
つまり金属のもつ強度や熱伝導の良さ、ガラスの非吸着性や見栄えの美しさなど、それぞれの良さを組み合わせた製品のことです。
キッチン用品で馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
TAKI BE COOKERにはマットブラック、グレー、ベージュ、ブルーと4色のカラー展開があります。
スチール製にもかかわらず艶のある美しいカラーリング(マットブラックもありますが)はホーロー加工ならではという感じですね。
特にベージュやブルーは焚き火ギアらしからぬカラーで、ポップで可愛らしい印象。
また、耐久性が高く熱による色焼けの心配もないんだとか。
その他にも傷やニオイが付きにくい、ガラス質で覆われているからサビることがないなど、メリットは多いようです。
ただしガラスは衝撃に弱いので、取り扱いには多少の注意が必要になるんじゃないかと。
割れたりヒビが入ると、そこからサビることも考えられるので。
煙も気になる
キャンプサイトなどの開けた場所ではなく、庭やウッドデッキで焚き火をするとなるとやはり煙が気になるところ。
その辺りはどうなっているんでしょうか。
差し込むだけで簡単に取り付け可能な煙突は、内部が二重構造になっています。
これが煙突内部の保温性を高め、上昇気流が起こりやすい状況を作り出して燃焼効率をアップさせているんだそうです。
要は投入した薪が残らずに完全燃焼しやすい構造になっている、ということですね。
そして最大のポイントは、煙突の最下部に車のマフラーにも使用されている「触媒」が標準装備されていること。
触媒とは、化学反応によって煙やニオイをはじめ一酸化炭素といった有毒成分を低減させる装置のことです。
浄化フィルターの様なもの、と考えればイメージしやすいかもしれませんね。
屋内用ならともかく、屋外用(アウトドア用)で触媒を装備した薪ストーブは他に類を見ないんだとか。
そもそも僕は触媒を装備した薪ストーブの存在すら知りませんでしたが。。。(^^;
実際に見たこともないのでどれほどの効果があるのか分かりませんが、個人的な期待値は大きいです。
使用する環境を踏まえてしっかりと作り込まれている印象ですね。
料理を楽しみながら優雅なひとときを
扉となる前面は耐熱ガラス仕様。
ベゼルの幅をできる限り細くしてガラス面を大きくすることで、炎の揺らめきを存分に楽しむことができます。
空気を循環させることでガラスに煤がつきにくい構造に。
こういった細かい部分まで考えて設計されているところがまた好印象ですね。
爆ぜて火の粉が舞い散る心配もなし。
なので安心して炎に没頭できそうです(笑)
そして暖を取りながら出来立てアツアツの料理を。
例えば天面ではじっくりと鍋や煮込み料理をしたり、庫内ではピザやパンを焼いたり・・・。
こういうシチュエーションで食べる料理ってやたらと美味しいんですよねぇ~。
本体の両側面には火力調整ができる小窓があります。
これで料理の幅も広がる・・・?
付属している遮熱板は地面へのダメージを防ぐだけでなく、保温スペースとしても利用可能。
もちろんお手入れが簡単なホーロー仕上げです。
焚き火で暖を取りながらまったりと炎を眺めたり料理を楽しむ・・・ちょっと想像しただけでも優雅なひとときが過ごせそうです。
休日にピザパーティなんかも良さげですね。
気軽に非日常空間を堪能することができるのではないでしょうか。
TAKI BE CANもイイね
TAKI BE COOKER発売以前から、同ブランドでは「TAKI BE CAN(タキビーキャン)」という薪ストーブも取り扱っています。
商品名だけでなく見た目的にもよく似ていますが、それもそのはず。
TAKI BE COOKERはこのTAKI BE CANの兄貴分という位置付けなんです。
TAKI BE COOKERが「おうちで料理を楽しむ焚き火ギア」であるのに対して、ひと回り小さいサイズのTAKI BE CANは「持ち運べる焚き火」という発想のもと生まれた薪ストーブです。
カラーはオリーブグリーン、瀬戸内ブルー、マットブラック、ベージュの4色展開。
そのほかのスペック的にはTAKI BE COOKERと大きな違いはなさそうな感じなんですが、触媒は装備していないと思われます。
とりあえず現状では製品ページにそのような記載もないので。
スチール製ということで小さいサイズのTAKI BE CANでもそこそこの重量がありますが、実際のサイトに持ち込めばキャンプ映えしそうな印象。
このオシャレなデザインと美しいカラーリングの薪ストーブは、周囲の注目度も高そうな感じです。
まとめ
細部に至るまで手を抜かずにしっかりと作り込まれている、という印象のTAKI BE COOKER。
おうち時間をより楽しく過ごすことのできるオシャレな焚き火ギアです。
製品の仕様上どうしても住宅事情に左右されますが、そこさえクリアできればとても満足度の高いアウトドアギアなのではないでしょうか。
アイキャッチ画像:THE IRON FIELD GEAR