ボードケースって持っていますか?
スノーボードって意外に荷物が多いんですよね。
特にボードはコンパクトに収納することもできないので持ち運びも面倒なんです。
そんなときはボードケースがあれば楽に持ち運びができるようになります。
また、物をぶつけてボードが傷つくのを防いだり、逆にエッジで物を傷つけたりケガをしてしまうのを防止するといったメリットもあります。
ボードケースの種類

ボードケースには大きく3つのタイプがあります。
ソールカバー
ボードのソール面を覆うタイプです。
ニットやネオプレーンなどの伸縮するソフトな素材のものが多く、伸ばして被せこむようにします。

出典:Amazon
ソール面とエッジ、ノーズとテールの一部分だけを保護する感じになります。
ボードにバインディングを固定したままでもOKです。
バインディングやスタンス間などの保護されていない部分は、何かの拍子で傷がついてしまう可能性があるので注意が必要になりますね。
ケースではなくカバーになるので他のスノーボードギアを一緒に収納することはできません。
ただし、小さい小物を入れられるような収納ポケットが付いているものもあります。
ソールカバーのほとんどは取っ手と肩掛けのショルダーベルトが付属しています。


出典:Amazon
手に持つ、肩に掛けるだけではなく、背負えるソールカバーもあります。
両手が空くので使い勝手が良いですね。
ハードケース
一般的なボードケースがこのタイプになります。
『ハードケース』とはいっても、プラスチックのような硬い素材ではありません。
ソールカバーのような伸縮性のあるソフトな生地ではないので多少はかさばりますが、使わないときには折りたたんだり丸めたりして、ある程度コンパクトになります。

出典:Amazon
バインディングを付けたままボードをすっぽりと収めることができます。
選ぶサイズによりますが、ブーツやウェアなどの他のスノーボードギアを一緒に収納することも可能です。
全てのギアを一つにまとめられるので移動するのも楽になりますよね。
注意しなければならないのは、まとめると結構な重量になることです。
ハードケースも取っ手と肩掛けのショルダーベルトが付属しているものが多いと思います。


出典:Amazon
ショルダーベルトを使用して長い距離を持ち運ぶ場合、肩にベルトが食い込んで痛くなることがあります。
ショルダーベルトに「当て」となるパッドが付いているかもチェックしておきましょう。
もちろん、手に持つ、肩に掛けるだけではなく背負えるタイプもあります。
ウィールケース
ケースの底となる部分にウィール(キャスター)が付いているタイプです。
キャリーケースと同じ要領ですね。


出典:Amazon
ウィールケースにも肩掛けのショルダーベルトが付属していたり背負えたりできるものも多いと思いますが、ケースの持ち手を引っ張ってゴロゴロと転がして移動するのが一番楽なのではないでしょうか?
サイズも大きいものが多く収納力も抜群です。
一般的なボードケースと比較すると、ウィールが付いている底部分はプラスチックなどの硬い素材で出来ているので、かさばります。
そして、ウィールが付いている分、ケースそのものの重量もあります。
おまけに値段も高価になりますね。
容量は大きいんですが、日帰りや2、3日の宿泊では逆に不便さを感じることもあると思います。
しかし、海外に行くときや雪山に長期滞在するときには重宝することでしょう。
荷物をひとまとめにすればかなりの重さになるでしょうが、転がせるので移動は楽だと思います。
財布や携帯などの貴重品は肌身離さずにしっかりと所持して、まとめた荷物は宅急便で現地へ送ってしまえば身軽になるので、さらに楽チンになっちゃいますね。
選ぶときのチェックポイント
ソールカバーはボードのソール面とエッジをカバーするだけの用途なのでサイズが合っていれば失敗することはそう無いと思います。
ここでは、ボードケースを選ぶ際に重要となるポイントを見ていきましょう。
シチュエーションを考えよう
スノボに行くときの移動手段で一番多いのは何かを考えましょう。
電車や夜行バスなどの公共機関での移動であれば、一般的なハードケースが一番おすすめになります。
車であればソールカバーがおすすめになるでしょうか?
キャリアの付いている車で日帰りで行くのであれば、ケースそのものが必要ない方もいるでしょうね。
状況によっては、車の中積みをするのにハードケースのほうが都合が良い場合もあると思います。
ハードケースとソールカバーを両方とも所持してシチュエーションに合わせて使い分けるのが一番おすすめなんですが、無難な選択はハードケースになるでしょうか。
オフシーズンの保管でもケースに入れておけば埃まみれになることもないです。
大きく開閉できるか?
かなり重要なポイントになると思います。
ボードの長さはキッズ用でもない限り1m以上はあるはずです。
その長いボードを収めるのにケースの一部しか開閉できないと非常に出し入れしづらいです。
それだけでなく、他のスノーボードギアも一緒に収納している状態で必要な荷物だけ取り出したいときにもかなり不便です。
スノボを始めたころに、「あれば便利かな?」程度の気持ちで特に何も考えずに安価なハードケースを購入したんですが、開閉するジッパーの付いている箇所がノーズ部分のみだったので出し入れがしづらくストレスが溜まりまくりでした。
例えるなら、傘の収納袋みたいな感じでしょうか。
想像してみて下さい。
傘程度の大きさならあまり苦にはなりませんが、長さも幅もある大きなボードになると・・・かなり面倒です!
結局、ほとんど使用することのないまま破棄した経験があります。。。(^^;

出典:Amazon
画像のようにフルオープンするものやケースの端から端まで開閉できればボードを収めるのも簡単ですし、必要な荷物を取り出すときも楽です。
さらにいえばダブルジッパーのものがおすすめです。
ノーブランドの安価なものでもない限り、ほとんどのボードケースはどちらにも開閉できるダブルジッパーのタイプだと思いますが、もしもシングルだった場合、それはそれで面倒です。
念のための確認も怠らないようにしましょう。
生地の素材
ボードケースの生地は外側からだけではなく、ボードのエッジで内側からも傷んできます。
他のスノーボードギアも一緒に詰め込めば、それだけ重くなり負荷もかかります。
さらに電車やバスなどの移動時には激しく揺れることも考えられます。
そんなときでも、耐衝撃性やクッション性に優れた丈夫な素材を使用していれば、すぐに破れてしまうこともなく使用できるので安心です。
また、スノボを楽しんだ後に収納するときにはボードなどが濡れている場合もあるでしょう。
内側に防水加工されていれば外側に染みて濡れてくる心配もないですよね。
透湿性も兼ね備えていればケース内で蒸れることもないです。
生地の素材にも目を通して、長く使用できるものを選ぶようにしましょう。
収納ポケットの有無
ケースの外側に独立した収納ポケットがあると便利です。

出典:Amazon
その中に入れたものはすぐに取り出すことが出来るので、いちいちケースを開けて探す手間もなくなります。
大きめのポケットサイズであれば着替えなどの濡らしたくないものを入れることもできますね。
ケースサイズ
ご自身で所持しているボードの長さよりも多少は余裕のあるサイズを選ぶようにしましょう。
ボード以外の荷物も一緒に詰め込んだときにはケースも膨らみますよね?
他の荷物を一緒に詰めるときに少し苦労する程度で済めばいいですが、負荷をかけ過ぎると最悪の場合は破れる可能性もあるので注意が必要です。
おすすめのハードケース
それでは、実用性のあるハードケースのおすすめを何点かご紹介します!
ケースの全長サイズに注意して下さいね!
purplecow(パープルカウ)
3WAY スノーボード ケース

出典:Amazon
持つ、掛ける、背負うと3WAYに対応したハードケースです。


出典:Amazon
フルオープン開閉で中は防水仕様、そして外側には大きな3つの収納ポケットが付いていてそのうち2つも防水仕様になっています。
ショルダーベルトの肩パッドもあります。
さらに全面に衝撃吸収パッド付きと、ご紹介した機能のほとんどが付いていますね。
非常にコスパも良いのではないでしょうか?

ScoLar(スカラー)
3WAY スノーボード ケース

出典:Amazon
男性的なデザインのパープルカウに対してスカラーは可愛らしい女性的なデザインですね。
兄弟ブランドでしょうか?
スペックはパープルカウのハードケースと同じみたいです。

VAXPOT(バックスポット)
ボードケース キャスター付 4WAYタイプ


出典:Amazon
VAXPOT(バックスポット)のハードケースです。
持つ、掛ける、背負うの他に、ウィールケースのようなキャスターも付いている4WAYタイプです。
これなら移動も楽チンですね!


出典:Amazon
収納ポケットやダブルジッパーなど、こちらもそれなりに機能性もありますね。
内側の素材に耐衝撃性やクッション性の表記が無いのが気になるところです。
商品の評価は上々のようですね!

Burton(バートン)
ボードケース スペース サック

出典:Amazon
シンプルなバートンのハードケースです。
収納ポケットなどは付いていませんが、一通りのスノーボードギアは収まりそうです。
正直なところ、他のおすすめ商品と比べると機能面は見劣りしまちゃいますね。
しかし、有名ブランドということもあり品質は間違いないのではないでしょうか?
まとめ
ソールカバーやボードケースがあれば移動も楽になるし、ボードの保護にもなります。
また、エッジでケガをするリスクも減らせたりと、メリットの多いアイテムです。
オフシーズンの保管にも役立ちますよ!