3月に入り、ボードシーズンもそろそろ終盤です。
暖冬の影響で深刻な雪不足に陥っているゲレンデもある中、僕がいつも行っているホームゲレンデは例年通り営業中。
なので、幸い今シーズンもそれなりに楽しむことができています。
そういえば、ここ数年僕は小物類を含めギア(道具)を新調していません。
特にグローブに関しては10年近く経っているかも・・・(^^;
破れていることに気付いてから3~4シーズンの間だましだまし使用していましたが、いい加減もう限界です。
そろそろ新調しようと情報集めにネットで探りを入れていると、クラウドファンディングで面白そうなスノーゴーグルを発見!
そもそもグローブの情報集めなので完全に脱線しちゃいますが。。。
どうしても気になっちゃうので調べてみました!
革新的なスノーゴーグル『IceBRKR』
『IceBRKR』 ← これで「アイスブレーカー」と読むみたいです。
bONE Technology社という企業によって開発されたイタリア発のスノーゴーグル。
MESHインカムと骨伝導オーディオを搭載した革新的なゴーグルです!
ありそうでなかった斬新なアイデアなのではないでしょうか。
イタリア発のスノーゴーグルといえば「OUT OF(アウトオブ)」がありますね。
出典:evernew
偏光と調光の機能を併せ持つレンズを採用しているゴーグル。
2つともよく似たフォルムですが、全くの別物です(笑)
まあゴーグル形状は似たり寄ったりになりがちなんで。。。(^^;
いずれにしても、スノボギアもどんどん進化していっていますね!
仲間同士で繋がれば、スノボもさらに楽しめそうです!
『IceBRKR』で何が出来る?
仲間と繋がる
「Bluetooth 5.0 MESHインカムテクノロジー」を搭載した IceBRKR では、最大距離約700m以内で最大18人との同時会話が可能。
わざわざ近づいて会話をする煩わしさがありません。
滑走中に仲間と会話できるのはとても新鮮なのではないでしょうか。
しかもメッシュネットワークに対応した Bluetooth 5.0 規格なので、ペアリングするのにスマホなどのデバイスが必要ないんです。
大した消費量ではないかもしれませんが、スマホを介さないのは嬉しいですね。
また、例え一人の接続が切れてもその他のメンバーだけで引き続き通信が可能 。
一度切断されても通信範囲内になれば自動で再接続されます。
スノボ時に会話できるアイテムといえば 「BONX」 も。
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BONX も会話のほか、音楽を聴いたり電話することもできます。
唯一違うのは使用するのにスマホが必要、そして何よりゴーグルではないこと。
BONX は耳に装着するので、落として紛失するリスクがあります。
その点、一体化している IceBRKR では紛失するリスクは少なそうです。
ゴーグルだけに雪山以外で使用するのは難しそうですが、通常のインカムのようにプラスアルファで用意する必要がないのは大きなメリットになるでしょうか。
そもそも通信方式も違う別物アイテムなので比べるものでもないんですけど。。。(^^;
耳を塞がずに音楽が楽しめる
IceBRKR は骨を振動させて音を伝える骨伝導オーディオを搭載しています。
耳を塞がないため周囲の音を遮ることもなく安全なのが魅力です。
こめかみ部分に当たるベンダブルアームはフレキシブルな素材になっているので、締め付けることなくフィットしてくれます。
長時間イヤホンを装着して耳が痛くなる、といったストレスがないのも魅力ですね!
ヘルメットを使用していて、ベンダブルアームをこめかみではなくヘルメットの上に装着する場合でも、ヘルメットを介して音楽が聴けるみたい。
IceBRKR で実際に音が伝わる様子はコチラ↓
気になる点は、骨伝導は一般的なイヤホンと比べて音漏れがしやすい、そして音質が劣ると言われているところ。
とはいえ満員電車のような密度の濃いところではないので、音漏れはそこまで気にする必要もないかも。
音質にこだわりがある方にとっては、もしかしたら不満に感じることがあるかもしれませんね。
個人的にはデメリットよりメリットのほうが大きいと感じますが、どうでしょうか・・・?
電話などのスマホ機能もOK
スマホとペアリングすることで、ハンズフリー通話はもちろん Siri などの音声起動やポッドキャストなどとの接続も可能。
いちいちグローブを外してスマホを手に取って操作する、という煩わしさもありません。
スノーゴーグルとしての品質は?
他にはない革新的な機能面を省いて、そもそもスノーゴーグルとしてのクオリティも気になるところです。
レンズ性能
採用されているレンズは偏光ダブルレンズ。
全てのレンズカラーでファッション性のあるミラーコーティングが施されています。
アメリカのゴーグルブランド SMITH のマグネット・チェンジ・システムと同じように、8個のマグネットで固定されているのでレンズ交換も簡単です。
しっかりとホールドされるので衝撃で外れる心配もなさそう。
気になるレンズカラーは
- (外側)イエロー/グリーンミラー (内側)パープル
- (外側)レッド/ゴールドミラー (内側)ブルー
- (外側)ブルー/パープルミラー (内側)アンバー
- (外側)グレーミラー (内側)スモーク
- (外側)シルバーミラー (内側)スモーク
また、スペア(交換用)でオレンジレンズがあります。
フレーム
ゴーグルだけでなく、サングラスなどのアイウエアとして有名な OAKLEY(オークリー) の特許素材、O-Matter(オーマター)を採用しており、軽量で高耐久のフレームになっているんだとか。
さらにフォーム(顔に当たるスポンジ部分)は3層構造で快適なフィット感になっているようです。
ベルト部分にバックルはなく、日本で展開する IceBRKR はアジアンフィット仕様になっているみたいですね。
レンズ性能を含め、純粋にスノーゴーグルとしては及第点といったところでしょうか。
それなりにしっかりと作り込まれている印象です。
ゴーグルの基礎知識についてはコチラ↓
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スペック
目安となる稼働時間ですが、「IceBRKR 日本語マニュアル」では・・・
となっています。
稼働時間に結構な振り幅がありますが、これは致し方ないかと。
また、防水性能は IP56 なので通常使用に問題は無さそうな感じ。
ゲットできるのはもうちょい先・・・
IceBRKR はクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、現在(20/03/11時点)クラウドファンディング開催中です。(※追記あり)
既に300人以上が支援していて、目標金額はクリアしています。
先着順で割引率が変わりますが、まだ支援(購入)できます!
ただし、今すぐ支援したとしても発送は早くても7月以降となっているので、実際に手に取れるのはもうちょい先になりそうです。
「GREEN FUNDING」で IceBRKR の商品ページを見てみる!
【※追記】
クラウドファンディングを経て、既に一般市場で購入可能!
ハイテクなゴーグルを体験したいなら迷わずゲットです!
まとめ
ゴーグルとインカムを一緒にするという、今までになかった革新的アイテムの IceBRKR 。
盲点を突いたニッチな(?)アイテムという感じです。
滑走中に仲間と会話できるのは新鮮でとても楽しそう!
さらに耳を塞がずに音楽を聴いたり通話ができるので、安全面でも安心です。
一般市場に出回るのはさらに先になるので、気になる方はチェックしてみては?
クラウドファンディングで支援すれば、来シーズンにはこのゴーグルで楽しく滑ることができちゃいます!
アイキャッチ画像:GREEN FUNDING